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ある日 クラスで

2009年2月 tkhsckk(教務)

受講生に「なぜ日本へ来ようと思ったのか」聞くと、圧倒的に多いのが「日本のマンガ・ドラマ・音楽に興味を持ったから」という答えです。だからクラスの勉強もそれらを題材にすると、みんな楽しくて仕方ない様子です。

 

ある日の勉強は「ラブ★コン」という映画でした。もとはマンガで、関西弁のとてもノリのいいストーリーです。「関西弁を習いたい」というリクエストが出たのです。中国女子のレイちゃんも、韓国男子のソン君も、楽しそうに「なんでやねん!」「ちゃうわ!」とやっています。東京のことばと比べるとやはりリズムが楽しいようですね。

またある日は、吉本ばななの小説を読んでいました。命を確かめるようなことばの数々です。その流れに自ら飛び込み、流され、最後にため息をつきます。一人は「読む前と、読んだあとととでは、自分の心の様子がなんか、違う」と言っていました。小説の楽しみ方をよく知っています。

日本が自殺大国だということは、受講生たちのあいだではもう有名です。中国男子のジョー君が言いました。「日本の小説は、その80%が『心』とか『主人公の気持ちの動き』とかについてですよね。ほんとに心の話が好きですよね」そういわれてみれば多いかもしれません。中国の小説はそうではないのでしょうか。そしてクラスの話題は「自分は形而上的人間か、形而下的人間か」へと進みました。結局「どっちにも偏りすぎないほうがいいのかも」ということになりました。

「なぜ日本人は本当の気持ちを表わしてくれないのですか」と問う韓国女子・韓国男子が多いです。あるときこれにインド人男子が、代わりに答えてくれました。「悲しいときにことばに出して『悲しい』というともっと悲しくなるだろう?日本人は周りの人たちを悲しませたくないんだよ」と。
そうだったのか!と納得した次第でした。

まだまだ寒い日が続きます。みなさん春まで元気に過ごしてください。

ALA DIARYでは、学校の内外での出来事などを、教師、スタッフ交代で綴っていきます。次回をお楽しみに♪

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